会社設立に際して思うこと

9月末日をもって三井化学(株)を定年退職し、10月から会社を立ち上げることになります。
この会社はこれまでの私の経験を活かして製品開発支援を行う会社ですが、様々な経験の機会をくださったパナソニック(株)、三井化学(株)、及び、(株)プライムポリマーの皆様には感謝、感謝です。
又、退職前の5年間は事業部に在籍し、これまで技術畑一筋であった私にとって見るもの聞くものが初めてのことばかりでしたが、戸惑いながらも何とか職務を全うできたのは、職場の皆様の援助、そして、素晴らしいお客様に出会えたお陰であると思っています。
新しい会社の技術的な礎は製品開発で得た知見ですが、設立の動機となったのは、事業部経験で新しい視点を持てたことと、お客様とのお付き合いの中で共同で仕事を進める楽しさを覚えたことかもしれません。
会社設立を考え始めたのは3年半前で、それからは夢と希望とともに少しづつ準備をしてきましたが、いざ、退職、設立があと数週間に迫ってくると、寂しさと不安が交互に押し寄せてくる今日この頃です。
小学校に入学してからこれまではずっと何らかの組織に属していましたが、組織から離れて初めて自分で仕事をする不安を思うと、今更ながら昨今の『若い起業家』の勇気と決断力には頭の下がる思いです。
もう賽は投げられました。寂しさや不安を感じるのではなく『若い起業家』のつもりで社員全員(私と家内の2人だけですが・・)一致協力して前を向いて進んで行こうと思います。

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